見えないものの姿を求めて
by nagasakitenrei
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共同祈願

 共同祈願はキリスト教典礼と同じ古い歴史を持ち、聖パウロの勧めの中にもその痕跡を見出すことができます。
「そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。」(Ⅰテモテ2・1)
150年頃の記録によると、キリスト者は集会で説教の後全員起立し、声をそろえて祈る、とされています。またこの祈りは東を向いて行われたようです。太陽の昇る方角は復活のキリストのシンボルでした。
西方教会では、典礼に連願が導入されたことで共同祈願は徐々に姿を消し、六世紀ごろには失われてしまいます。後に連願の最初の応答部分がミサの冒頭に置かれるようになり、現在の「あわれみの賛歌」(キリエ)の形になりました。
第二バチカン公会議は典礼憲章で共同祈願の復興を唱え、再び共同祈願がはっきりとした形で共同体の祈りとされました。ちなみに共同祈願を「信者の祈り」とも呼ぶのは、古代教会で洗礼を受けた者だけがこの祈りに与っていたことによります。
ところで、何でもご存知の神に祈る必要があるでしょうか。祈りは神に人間の必要をお知らせするものではありません。共同祈願は受けたみことばへの返答であり、神の国の実現のために何が欠けているか気づくことです。そして祈るのは奉仕者個人ではなくキリストの体である教会です。共同祈願はすべての人のためにとりなすキリストの見える祈りなのです。
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by nagasakitenrei | 2007-07-19 14:31 | ご参考
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