見えないものの姿を求めて
by nagasakitenrei
カテゴリ
お知らせ
典礼聖歌キャラバン
典礼研修会(08年度)
典礼研修会(07年度前期)
典礼研修会(07年度後期)
典礼研修会報告
典礼と秘跡
ご参考
画像
リンク
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


クリスマス飾りの意味

【リース】
古くからやどり木には不思議な力があると考えられていました。やどり木の下の出会いは敵同士の和解や結婚の約束をもたらすものでした。降誕祭の季節に飾るリースは、この風習がキリスト教の文脈で取り入れられたものと考えられます。常緑樹で環を作って扉や門に掛け、そこで出会う者の平和の絆を願うものです。


【待降節の環】(アドベント・リース/アドベント・クランツ)
「常緑樹で作った環に4本のロウソクを立てる「待降節の環」は、特にゲルマン系の諸国と北アメリカの風習ですが、キリスト者の家庭で待降節のシンボルとなっています。
これは降誕祭に向けて主日毎に一本ずつロウソクを点していきながら、キリスト以前の救いの歴史の様々な段階を思い起こし、正義の太陽(マラキ3,20、ルカ1,78参照)が現れるときまで、待ち望む神の民の夜を歴史全体にわたって照らした諸々の預言の光を象徴するものです。」 (典礼秘跡省「民間信心と典礼に関する指針」98番)
4本のロウソクは伝統的に待降節の典礼色に合わせて装飾されます。第1・第2・第4主日は紫、第3主日はバラ色です。なおこのロウソクは信心業であり、典礼で用いられる祭壇のロウソクとは区別されます。


【馬小屋】
「当初より諸教会に見られるベツレヘムの飼い葉桶の再現に加えて、13世紀以降小さな馬小屋を家庭に飾る習慣が広まりました。これは1233年、Greccioでアシジの聖フランシスコが設けた馬小屋に倣うものです。この馬小屋の準備は、特に子供たちがかかわりますが、家族の各々に降誕祭の神秘を現存させるものです。時に彼らは祈りのひとときを持ち、あるいはイエスの降誕に関する聖書の一節を読んで、思いを巡らすのです。」 (「民間信心と典礼に関する指針」104番)
f0136327_7425739.jpg
(写真:イタリア/グレッチオ。世界中から贈られた馬小屋飾りのひとつ。)

イエスの誕生物語を記した福音書には馬小屋という言葉はありません。「飼い葉桶に寝かせた」(ルカ2.7)という記述と「牛は飼い主を知り/ろばは主人の飼い葉桶を知っている」(イザヤ1.3)という預言の言葉に着想を得たものです。また羊飼いはルカだけに、三つの贈り物を届けた賢者たちはマタイだけに登場します。


【ツリー】
 「…歴史的由来はさておき、クリスマス・ツリーは今日、力強いシンボルの一つとなってキリスト者の間に非常によく広まっています。それはエデンの園の中央に植えられていた木(創世記2.9)と、それにキリスト論的な意味を与える十字架の木の両方を思い起こさせてくれます。キリストは人間の切り株であるおとめマリアから生まれたまことのいのちの木であり、常に青々として実を結ぶ木なのです。北欧の国々ではクリスマス・ツリーをリンゴとホスチアで飾ります。ツリーの下に贈り物が供えられることもありますが、これは貧しい人のための分も用意するべきです。贈り物はすべてのキリスト者家族のものだからです。…」 (「民間信心と典礼に関する指針」109番)


【生け花】
「典礼と生け花」は華道による典礼表現で、日本の生け花を典礼に取り入れたキリスト教国で始まったものです。典礼暦と聖書の黙想による主題を、色・数・形といった象徴によって生け花で表現します。たとえば待降節の主題は「光に向かって」、降誕祭の主題は「暗闇の中に光」あるいは「エッサイの切り株」などです。「光」は火をともしたロウソクを組み合わせる事で表現しています。
[PR]
by nagasakitenrei | 2007-12-09 07:43 | ご参考
<< 降誕祭の歴史 無原罪の聖母(祭日は12月8日) >>