長崎教区典礼委員会 ngstenrei.exblog.jp

祭器卓に準備するもの

ミサは、朗読台を舞台とし聖書が主役となる「ことばの典礼」と、祭壇を舞台とし聖体が主役となる「感謝の典礼」という二つの部分からなり、これに祭儀を始める開祭と祭儀を結ぶ閉祭が伴うという構造になっています。会衆が参加する通常のミサの場合、感謝の典礼が始まるまで、祭壇の上にはロウソクがある場合を除いて朗読福音書以外は何もありません。
感謝の典礼に用いるものは祭器卓に用意します。カリス(ぶどう酒の杯)、プリフィカトリウム(祭器を拭う白布)、パテナ(ホスチアの皿)、コルポラーレ(聖体の敷布)、そして適当であればパラ(カリスやパテナの上にのせて蓋になる板)、聖体拝領に必要なピクシス(=チボリウム。聖体の器)、司式者・奉仕者・会衆の拝領のためのホスチア、ぶどう酒と水の入った小びん、信者の拝領のために用いる受け皿、手を洗うために必要なもの(水差しと手拭きなど)です。カリスはベールで覆うこともでき、ベールはその日の典礼色か白を用います。共同司式ミサのためには司式者の数に見合った十分な大きさのカリスまたは複数のカリスとプリフィカトリウムを準備します。
供え物が奉納行列で運ばれる場合は祭器卓とは別の適当な場所に奉納物を準備する台を設け、ホスチアやぶどう酒と水の小びんをおきます。なお、聖体拝領はそのミサで聖別されたホスチアで行われるのがふさわしいので、行列をしない場合もミサのたびに準備するよう心がけます。
その他に、開祭の回心の儀で聖水を用いる場合は、祭器卓に聖水容器を置いておきます。聖体拝領後のすすぎを祭器卓で行う際には、すすぐ前の祭器を載せるために広げたコルポラーレ(祭壇で用いるものとは別のもの)が必要となります。祭器卓自体に布を用いる規定はありませんが、使用するときには白布を広げておくとよいでしょう。香炉は火を使うため、香舟(香の粉末の容器)とともに祭器卓ではなく専用の香炉スタンドなどに用意します。
(『家庭の友』18年2月号より)

by nagasakitenrei | 2018-09-17 14:49 | エウカリスチア