教会の祈り(時課の典礼)

「いつも目を覚まして祈りなさい。」(ルカ21:36)

キリストは心をいつも神さまのもとに置いておくようにお命じになります。無意識の呼吸のように、意識したり声を出したりしなくても祈りが続いているようにということです。

絶えることのない祈りは教会によっても実現します。キリスト者の祈りはいつも教会のメンバーとしての祈りですから、地球の動きに合わせて夕べがあり朝がある世界では、いつもどこかで教会が祈っていることになるのです。

「教会の祈り」は、「時課の典礼」あるいは「聖務日課」とも呼ばれるもので、ユダヤ教の祈りの伝統を受け継ぎ、教会の歴史の中で発展してきた祈りです。特定の時間に、詩編を中心とした聖書のことばで祈るこの祈りは、修道者や聖職者が果たす「祈りの務め」という性格があったのは確かですが、現在は「教会のメンバーが教会の名で行う祈り」として「教会の祈り」と呼ばれています。朝晩の祈りを二本の柱として、昼の祈り、寝る前の祈り、読書の祈りがあり、典礼暦に合わせた詩編、朗読、賛歌を用います。
このように、「教会の祈り」は「いつも祈りなさい」というキリストの教えを実践する具体的な方法として、毎日の時間を神さまに捧げられた聖なるものに変えていきます。
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by nagasakitenrei | 2007-05-02 10:37 | 典礼と秘跡