長崎教区典礼委員会 ngstenrei.exblog.jp

準秘跡

多くの人が聖堂に入る時に聖水を用いて十時架のしるしをします。
聖なるもののしるしは時として迷信のように用いられる恐れもありますが、たとえば聖水がないと何かもの足らないように感じるからといってそれがそのまま形式主義というわけではありません。

教会が歴史の中で七つの秘跡を明確に区別して以来、秘跡以外の聖なるもののしるしは準秘跡と呼ばれています。
準秘跡は当然のことながら魔法ではなく、助力や恵み、祝福を神さまに願う祈りです。
聖水も食事の祝福も十時架のしるしも、人生の様々な場面での祝福のしるしなのです。

ちなみに、「聖別」という言葉は、人や事物を完全に神のために取り分けるときに用います。
聖別されたもの自体がしるしとなります。
一方、「祝福」とは、人や事物を神さまの特別の御保護のもとに置くために教会が祈るものを言います。
ですから、祝福はよい目的のために用いるものだけに限られ、たとえば武器の祝福はありません。
祝福を自分がいる場所にもたらすのはすべてのキリスト者の聖なる任務です。
悪に対抗して平和と救いをもたらし、すべては神さまの祝福に依存していることを思い出させるためです。

by nagasakitenrei | 2008-01-15 13:19 | 典礼と秘跡