長崎教区典礼委員会 ngstenrei.exblog.jp

閉祭

ミサを結ぶ閉祭は、「必要に応じて行われる短いお知らせ」、「司祭のあいさつと祝福」、「司祭による会衆の解散」、そして「司式者と奉仕者の祭壇への表敬」で構成されます(「ローマ・ミサ典礼書の総則」90参照)。他の儀式、たとえば告別式や聖体礼拝が続く場合、閉祭は省かれます。

「お知らせ」:助祭がいるミサでは助祭が行うこともできます。ことばの典礼の舞台である朗読台や感謝の典礼の舞台である祭壇からは行わないのが望ましいでしょう。
「司祭のあいさつと祝福」:ミサ中に行われる司祭の「あいさつ」とは日常の挨拶ではなく、「主は皆さんとともに」という典礼上のことばを指します。会衆は「また司祭とともに」と応じます。祝福は、司祭が左手を胸において右手で十字架のしるしをしながら「全能の神、父と子と聖霊の祝福が皆さんの上にありますように」と述べ、会衆が「アーメン」と答えるかたちで行われます。また、典礼書に指示がある場合、司祭は会衆の上に両手を伸べ、荘厳な祈りのことばや会衆のための祈願を加えることもあります。司教が祝福する場合は十字架のしるしを3回します。
「会衆の解散」:派遣のことばには神を賛美しながら自分の仕事に戻るようにという意向が込められており、復活節にはアレルヤを加えます。派遣のことばは助祭がいる場合は助祭が述べます。
「司式者や奉仕者の祭壇への表敬」:日本では、司式者や助祭は両手で祭壇に触れて深く礼をします。内陣に聖櫃がある場合は、司祭は奉仕者とともに立ったまま手を合わせて深く礼をし、それから祭壇に向かって手を合わせて深く礼をして退出します。閉祭の歌は任意ですが、退堂の行列にともなう歌として歌う教会も多いことでしょう。オルガンのみの奏楽もできます。
開祭の結びの集会祈願と対のように、拝領祈願が閉祭の始めという印象をお持ちの方もおられるかもしれません。拝領祈願は閉祭の始まりではなく感謝の典礼の結びですから、司式者が感謝の典礼の舞台である祭壇で祈願を唱え、席に移動して閉祭を行うようにするとミサの構造をよりはっきり表現できるでしょう。拝領祈願の前にお知らせを入れるのはミサ式次第が逆転していることになります。
(『家庭の友』18年10月号より)


# by nagasakitenrei | 2018-09-17 14:39 | エウカリスチア
# by nagasakitenrei | 2018-07-14 11:08 | リンク

黒瀬の辻

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