降誕祭の馬小屋(日本)

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イタリア/グレッチオには世界中から贈られた馬小屋が飾られている。
写真は日本からのもの。
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# by nagasakitenrei | 2007-12-20 16:49 | 画像

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「聖ルチアの殉教」(ドメニコ・ヴェネチアーノ作、15世紀)
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# by nagasakitenrei | 2007-12-12 22:40 | 画像

2007年12月9日(日)13:00〜17:00、佐世保市の俵町教会を会場に、典礼研修会「ことばの典礼に奉仕する」(全二回)の第一回が開催されました。俵町教会の主任神父様を始め、佐世保地区、上五島地区、長崎地区から63名の参加がありました(※)。

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朗読奉仕のために、典礼規則やことばの典礼の構造を学ぶ。

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「共同祈願はわたしの願いではなく、わたしたちの祈りです。」


次回(第二回)は2008年1月20日(日)13:00〜17:00、同会場にて開催されます。

※想定していた定員を大幅に超えたため、一部お申し込みをお断りする事態となってしまいましたこと、お詫び申し上げます。
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# by nagasakitenrei | 2007-12-12 21:18 | 典礼研修会記録

降誕祭のミサ

4世紀にコンスタンチヌス皇帝はキリスト降誕の舞台であるベツレヘムに降誕教会を建てます。この教会は現存する最古のキリスト教会と言われるものです 。そこでは1月5日から6日にかけての真夜中、巡礼者たちが集まりミサが行われていました。「エゲリア巡礼記」という書物にはその後エルサレムまで行列したと記されています。
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(ベツレヘム/降誕教会 イエス降誕の地と言われる場所を示す14角星。)


ローマの降誕祭は本来日中のミサだけでしたが、エルサレムの習慣が導入され、聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)にベツレヘムの洞窟を再現して深夜のミサが行われるようになりました 。
現在、降誕祭には深夜・早朝・日中の三つ(前晩を含めると四つ)のミサがあります 。降誕祭の八日間、信仰宣言では「おとめマリアから生まれ」のところで頭を下げます。
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# by nagasakitenrei | 2007-12-12 11:25 | ご参考

降誕祭の歴史

古代キリスト教徒にとって唯一の祭日は週毎の復活祭、主日でした。キリストの復活こそが信仰の主題だったからです。やがて年毎の復活祭とそれに伴う祭日(聖霊降臨など)が記念されるようになっていきます。
降誕祭を12月25日に祝った最初の記録は「354年の年代記」に残っています。歴史的なキリスト降誕の日時は定かでないため、正義の太陽(マラキ3.20)としてのキリスト降誕祭を、冬至の祝祭であったローマ帝国の太陽神の祭日に記念するようになったと考えられています。これが西方教会の降誕祭です。
一方、東方教会は、同じ主題を1月6日に祝っていました。これも、エジプトの冬至の祝祭であった宗教的な祝日が1月6日だったことと関連があると考えられています (※1)。東方教会では、この日が主の降誕、洗礼、カナの婚宴などを含む「顕現」の祝いでした。
やがて東西教会の交流が進み、12月25日と1月6日はいずれも「主の受肉の記念祭」となりました。祝日が2つあるため、西方教会では前者を主の降誕祭、後者を公現祭(東方の賢者の訪問)と区別します。東方教会では12月25日に降誕祭と賢者の訪問を、1月6日に主の洗礼やカナの婚宴などを記念するようです。
降誕祭を準備する待降節は、東方教会やその影響を受けたガリア典礼にあった断食の習慣が発展したものと考えられています。現在の典礼理解では、待降節はキリスト到来までの救いの歴史を想起し、同時に将来の栄光に満ちたキリストの再臨を待ち望む季節です(※2) 。


※1.日付の違いは閏年の計算法が違うために生じたと考えられている。
※2.「待降節は二重の特質を持つ。それはまず、神の子の第一の来臨を追憶する降誕の祭典のための準備期間であり、また同時に、その追憶を通して、終末におけるキリストの第二の来臨の待望へと心を向ける期間でもある。この二つの理由から、待降節は愛と喜びに包まれた待望の時であることが明らかになってくる。」(典礼暦年の一般原則39)
 復活祭と同じく降誕祭は8日間続く。なお降誕節は公現祭の週で終わる。
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# by nagasakitenrei | 2007-12-11 11:27 | ご参考

クリスマス飾りの意味

【リース】
古くからやどり木には不思議な力があると考えられていました。やどり木の下の出会いは敵同士の和解や結婚の約束をもたらすものでした。降誕祭の季節に飾るリースは、この風習がキリスト教の文脈で取り入れられたものと考えられます。常緑樹で環を作って扉や門に掛け、そこで出会う者の平和の絆を願うものです。


【待降節の環】(アドベント・リース/アドベント・クランツ)
「常緑樹で作った環に4本のロウソクを立てる「待降節の環」は、特にゲルマン系の諸国と北アメリカの風習ですが、キリスト者の家庭で待降節のシンボルとなっています。
これは降誕祭に向けて主日毎に一本ずつロウソクを点していきながら、キリスト以前の救いの歴史の様々な段階を思い起こし、正義の太陽(マラキ3,20、ルカ1,78参照)が現れるときまで、待ち望む神の民の夜を歴史全体にわたって照らした諸々の預言の光を象徴するものです。」 (典礼秘跡省「民間信心と典礼に関する指針」98番)
4本のロウソクは伝統的に待降節の典礼色に合わせて装飾されます。第1・第2・第4主日は紫、第3主日はバラ色です。なおこのロウソクは信心業であり、典礼で用いられる祭壇のロウソクとは区別されます。


【馬小屋】
「当初より諸教会に見られるベツレヘムの飼い葉桶の再現に加えて、13世紀以降小さな馬小屋を家庭に飾る習慣が広まりました。これは1233年、Greccioでアシジの聖フランシスコが設けた馬小屋に倣うものです。この馬小屋の準備は、特に子供たちがかかわりますが、家族の各々に降誕祭の神秘を現存させるものです。時に彼らは祈りのひとときを持ち、あるいはイエスの降誕に関する聖書の一節を読んで、思いを巡らすのです。」 (「民間信心と典礼に関する指針」104番)
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(写真:イタリア/グレッチオ。世界中から贈られた馬小屋飾りのひとつ。)

イエスの誕生物語を記した福音書には馬小屋という言葉はありません。「飼い葉桶に寝かせた」(ルカ2.7)という記述と「牛は飼い主を知り/ろばは主人の飼い葉桶を知っている」(イザヤ1.3)という預言の言葉に着想を得たものです。また羊飼いはルカだけに、三つの贈り物を届けた賢者たちはマタイだけに登場します。


【ツリー】
 「…歴史的由来はさておき、クリスマス・ツリーは今日、力強いシンボルの一つとなってキリスト者の間に非常によく広まっています。それはエデンの園の中央に植えられていた木(創世記2.9)と、それにキリスト論的な意味を与える十字架の木の両方を思い起こさせてくれます。キリストは人間の切り株であるおとめマリアから生まれたまことのいのちの木であり、常に青々として実を結ぶ木なのです。北欧の国々ではクリスマス・ツリーをリンゴとホスチアで飾ります。ツリーの下に贈り物が供えられることもありますが、これは貧しい人のための分も用意するべきです。贈り物はすべてのキリスト者家族のものだからです。…」 (「民間信心と典礼に関する指針」109番)


【生け花】
「典礼と生け花」は華道による典礼表現で、日本の生け花を典礼に取り入れたキリスト教国で始まったものです。典礼暦と聖書の黙想による主題を、色・数・形といった象徴によって生け花で表現します。たとえば待降節の主題は「光に向かって」、降誕祭の主題は「暗闇の中に光」あるいは「エッサイの切り株」などです。「光」は火をともしたロウソクを組み合わせる事で表現しています。
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# by nagasakitenrei | 2007-12-09 07:43 | ご参考

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この日、教会はマリアが母親の胎内に原罪を持たずに宿ったことを祝う。そして典礼暦は9か月後、9月8日にマリアの誕生を記念する。1858年にルルドでベルナデッタに現れた聖母は、ご自分を「無原罪の宿り」と明かした。

長崎教区では「無原罪の宿りの間」と名付けられた屋根裏部屋で始まった「長崎公教神学校」(現長崎カトリック神学院)の創立記念日でもある。

写真:フランス/ヌヴェール愛徳修道女会本部修道院の「水の聖母」。ここに入会したベルナデッタはこの聖母像を見て、御出現の聖母によく似ていると語ったと伝えられる。
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# by nagasakitenrei | 2007-12-04 19:57 | 画像

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「聖フランシスコ・ザビエルに十字架を返すカニ」
嵐の海でフランシスコは十字架を海に沈め、難破を逃れたと伝えられる。
後で一匹のカニがその十字架を彼のもとに届けたという。
(写真:パリ/聖フランシスコ・ザビエル教会)
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# by nagasakitenrei | 2007-12-01 09:44 | 画像

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聖アンデレ使徒
(フランス/オータン市ロラン美術館)
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# by nagasakitenrei | 2007-11-29 16:50 | 画像

降誕祭夜半のミサの工夫

 降誕祭は典礼暦年の二つの柱のひとつであり、神のみことばの受肉の神秘を祝います。そこで、ミサはできるだけ盛儀となるよう準備します。具体的な準備として、祭壇上のロウソクの数(※1) 、司祭の祭服(※2) 、朗読に用いる聖書(※3) 、祭器具、香 、花(※4) などに配慮します。

1.ミサの前の祭儀あるいはクリスマスの賛歌
ミサの前に聖歌や朗読を交えてクリスマスに関する祭儀を行うこともできます 。たとえば、①聖歌、②クリスマスに関する聖書物語あるいは民話の朗読、③お話、④自由なことばでの祈り、⑤結びの聖歌、という構成が考えられます。②の朗読に代えて聖劇を行うのも一案です。この場合は、劇だけが完結するのではなく、幕間の談笑や終わりの拍手・出演者紹介などを避けて、全体を祭儀として行うことが大切です。いずれも、祭儀の結びの聖歌がそのままミサの入祭の聖歌になるよう工夫すると全体が整います。
ミサの前に特に祭儀を行わない場合、賛美の祈りとしてクリスマスの賛歌を聖歌隊が歌うこともできます。これは歌の練習ではなく、ミサへ向けて始められる聖歌による賛美ですから、祈りとして構成を整えることが大切です。曲目はミサで用いるものとは別の聖歌を準備するほうがよいでしょう。この賛歌の間に、ゆるしの秘跡を行うこともできます。なお、賛歌とミサを続けて行う場合は、必要なお知らせなどは賛歌の前に済ませ、間に入らないように配慮します。

2.ミサの前に行う幼子イエスの御像の安置式
馬小屋は降誕祭の民間信心の代表的なものの一つです。飾る場所についての規定は特にありませんが、極端に小さいチャペルなどで他に場所がない場合を除き、祭壇の真下や真正面は避けます。馬小屋が信心であるのに対して、祭壇はそのものが典礼でキリストの現存を表すものだからです。f0136327_20353899.jpg
馬小屋が屋外など内陣以外の場所にある場合の御像の安置式はたとえば次のように行うことができます 。①聖歌と共に御子様の像を抱いた司式者と奉仕者が馬小屋に行列して向かう。②ひざまずいて御子様を安置し献香する 。適当であれば馬小屋の祝福を行う。③入祭の歌が始まり、祭壇に向かって行列する。
馬小屋が内陣の脇にある場合は次のように行います。①入祭の歌と共に司式者は御子様を抱いて奉仕者と共に入堂する。②祭壇に向かう前に馬小屋に御子様を安置する。③祭壇へ向かって行列する。
いずれの場合も、祭壇の表敬の前に安置式が行われる形になります。

3..栄光の賛歌(グロリア)
古代教会から伝わる栄光の賛歌は、もとは聖務日課の賛歌でした。やがて教皇の降誕祭夜半ミサのための賛歌として用いられるようになり、主日や祝日にも歌われる賛歌として広まっていきました。「天のいと高きところには神に栄光、地には善意の人に平和あれ。」とは、ルカ福音書が伝える、天使たちが羊飼いに現れて歌った賛歌のことばです。一般に司式司祭が初めを歌いますが、他の先唱者や聖歌隊が歌い始めることもできます 。そこで待降節の間控えていたこの賛歌を、天使たちの賛歌に合わせて聖堂の楽廊から子ども聖歌隊の先唱で歌い始める、といった工夫ができます。なお、このとき教会の鐘を鳴らす規定は特にありません。

4.信仰宣言
教会は降誕祭のミサ でニケア・コンスタンチノープル信条を唱えるとき、「聖霊によって、おとめマリアよりからだを受け、人となられました」の部分 でひざまずく(日本では手を合わせて深く礼をする)ように求めています 。同様に、使徒信条を唱えるときは「おとめマリアから生まれ」の部分で手を合わせて深く礼をします。この動作によって、この日、神が人となられた神秘を深い感謝と賛美の心をもって祝うことを表します。短い言葉ですが、合掌し、心を込めて頭を下げ、ゆっくりと唱えるようにします。

5.共同祈願
降誕祭は世界を救う方の誕生を祝う日です。そのため、共同祈願では特に世界のために心を配り、祈ります(地球全体を宇宙から眺めているかのような視点での祈りです)。ミサの参列者に外国の方々がおられるなら、その方々のことばで一つの祈りの意向をささげることで、世界のための祈りの眼に見えるしるしになるでしょう。

6.奉納
降誕祭の精神の一つは「連帯」です 。神が人になり、わたしたち人間との連帯を示されたからです。そこで降誕祭ミサの奉納では、わたしたちが連帯する方々のことを特別に思い出し、そのためのささげものを用意します。具体的には、衣食住や自由・尊厳を欠いている方々に提供するために、献金や生活用品をささげます。子どもたちにも、クリスマスを祝うことのできない世界の仲間のことを伝え、連帯の気持ちでささげものを用意するよう促すことは降誕祭の精神を祝う機会となります。

7.幼子イエスの表敬
降誕祭のミサの終わりに、幼子イエスを馬小屋に訪ねるよう案内してもよいでしょう。特にミサの前に安置式を行った場合は、帰途につくミサの参列者が馬小屋を訪れる最初の機会となります。家族やグループで、また個人的に表敬します。この間、聖歌隊や一同が聖歌を歌うこともできます 。(※5)

※1.『ローマ・ミサ典礼書の総則(暫定版)』は「・・・すべての祭儀において少なくとも2本、あるいは4本もしくは6本、とりわけ主日のミサや守るべき祝日の場合、またはその教区の司教が司式する場合には7本、火をともしたろうそくを立てるものとする」(117番)と指示しています。なお、「待降節の環」の4本のロウソクは信心として点すものですから、ミサのロウソクとは区別します。
※2.「ミサ、およびミサと直接結びついている他の儀式の際の司式司祭の本来の服装は、他の注記がないかぎり、アルバとストラの上に着用するカズラ、すなわちプラネタである。」(同『総則』337番)。
※3.「典礼書、とりわけ朗読福音書と朗読聖書は神のことばを告げるために定められ、そのため特別の尊敬を受けるものであり、典礼行為において天上のものの真のしるしであり象徴であるよう、またそれゆえ品格、装飾、美しさによって特徴づけられるよう、特別な方法で配慮しなければならない。」(同『総則』349番)。
 「祭儀で用いられる朗読聖書は、神のことばの尊厳のゆえに、司牧的な他の補助資料、たとえば朗読の準備や個人的な黙想のために作られた信者用の印刷物などで代用することがあってはならない。」(『朗読聖書の緒言』37番)
※4. 降誕祭の喜びをはっきり表現するために、待降節には花を控え目にすることがふさわしいとされています。(『総則』305番参照)
※5.たとえばカトリック聖歌「来たれ友よ」「アデステ・フィデレス」、典礼聖歌「友よ聞こう」など。共に祈る場合は、たとえばロザリオの「喜びの神秘」の第三の黙想を一連唱える。長崎教区祈祷書「幼きイエズスを訪い奉るときの祈り」などを用いることもできます。
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# by nagasakitenrei | 2007-11-29 11:25 | ご参考